清々しい秋空のもと体育祭が2日間にわたって行われました。今年度は「鶴見緑地球技上」で行われました。例年と違って屋外での開催となったため天候や気温などさまざまな心配はありましたが、2日間とも晴天に恵まれ無事開催されました。今年度の体育祭のテーマは「産高革命」、新たなスタイルの体育祭をめざします。
10月28日(火)
6つの団に編成され団対抗で競い合うという形式で、生徒たちは団の色をベースに各クラスでデザインしたクラスTシャツを着用して競技に臨み、応援席には各クラスで作成したクラス旗が掲示されることで、いっそう各団の士気が高まりました。そして観客席には応援にかけつけてくださった大勢の保護者の姿が見られました。開会式(国旗・校章旗掲揚、校長挨拶、後援会会長挨拶、選手宣誓、開会宣言)で幕が開きました。
初めに本校スポーツコースの伝統となった「棒体操」が行われました。「ハカ」のパフォーマンスのあと、太鼓の音に合わせて「倒立」「サボテン」「飛行機」「扇」などの演技のあと今回初めて挑戦した大技「神輿」を披露し、大きな拍手が湧き起こりました。
続いてはスプリント戦「50m走(全学年女子)」「100m走(全学年男女)」「200m走(全学年男子)」が行われました。どのレースも激しい争いが繰り広げられ、応援席も盛り上がっていました。
そして「綱引き予選(全学年男子)」、トーナメント方式で学年ごとに1位の団を決め、明日決勝を行います。1チーム50名以上が参加するこの競技では力と力がぶつかり合い、どの勝負も手に汗握る戦いでした。
10月29日(水)
前日に続いて体育祭が行われました。最初の女子集団演技では、全学年が旗を使った演技をしました。全員が一体となって作り上げた素晴らしい演技は見ている者を魅了し、大きな拍手が起こりました。毎日頑張って努力した成果が活かされた瞬間でした。
その後は「綱引き決勝(全学年男子)」が行われました。昨日の予選を勝ち上がった各学年の代表の団と教員チームがトーナメント方式で競います。どの学年も予選を勝ち抜いてきた強豪ぞろいでなかなか決着がつかず見応えのある勝負ばかりでした。
次の競技は「障害物リレー(1学年男女)」でした。縄跳び、ドンゴロス、ハードル、網くぐりを4名の走者がクリアしていく方式で、各団苦戦しながらも仲間たちの声援を受けて精一杯走りました。
続いては「大玉転がし(2学年男女)」が行われました。二人一組で大玉を運ぶのは意外と難しく、各組うまくコントロールできるよう声を掛け合って最後まで諦めず頑張っていました。
そして「二人三脚リレー(3学年男女)」では、ペア同士が息を合わせて足を揃えるのが重要となります。苦戦しながらも協力して次の走者に繋ぐ姿が印象的でした。
「ミニ綱引き(全学年女子)」は、今年度から取り入れられた競技で5本の綱を3名ずつが引っ張り合い、勝った本数の多い団が勝利となりトーナメント方式で順位が決まります。どの勝負も接戦になり、応援にも熱がこもっていました。
体育祭も佳境に入り、「学級対抗リレー(全学年男女)」となります。クラスの期待を背負って各クラスから選出されたランナーたちが全力で走りました。どのレースも激しいデッドヒートが繰り広げられ、応援もヒートアップしました。また3年生の担任団が生徒と一緒に走り、バトンをつないで走り切る感動を生徒とともに体験しました。
前のレースの興奮冷めやらぬ中、最後の競技「団対抗リレー(全学年男女)」が行われました。みな真剣勝負で目が離せないレースとなり、クラス、コース、学年の枠を越えて激走する姿に、生徒の応援席も保護者の観覧席もボルテージが最高潮となりました。
全競技終了後、全校生徒で「りんどう」を合唱しました。敵味方関係なく全力を尽くして体育祭を盛り上げた一員として全校生徒が一体となっていました。その後閉会式で結果発表と表彰が行われました。優勝は6団(緑団)、準優勝は1団(青団)でした。しかし結果に関わらず、競技や演技で頑張った生徒、裏方として体育祭を支えた柔道部、音響や映像を一手に担った放送部、準備や片付けをしてくれた運動部、体育祭に参加した生徒全員に惜しみない拍手が送られました。生徒たちがこの体育祭の経験を学校生活に活かしてくれることを期待しています。

































































