1年進学コース 夏期研修

8月27日(水)から29日(金)にかけて、滋賀県びわ湖周辺にて2泊3日の宿泊行事を実施しました。自然と文化の中での体験を通じて、生徒たちは協力・挑戦・内省の3つの力を育みました。以下、主な体験活動についてご紹介いたします。

初日は、びわ湖に隣接する「BSCウォータースポーツセンター」にてマリンスポーツに挑戦しました。カヤック(1人乗り・2人乗り)やヨットにグループごとに交代で乗り込み、水しぶきを浴びながらびわ湖の自然を全身で感じました。水上で声を掛け合いながら協力して操作する様子が印象的でした。
昼食は、湖畔でのカレーライス。日陰でクラスメイトと談笑しながら食事を楽しむ姿が見られました。
午後はクラス対抗のカヤックリレーを実施。どのクラスも大きな声援とともに大盛り上がりで、団結力が一層深まりました。最後の閉校式では、生徒代表がインストラクターの方々への感謝の言葉を述べ、1日の体験を振り返りました。

2日目は午前中、「びわこスカイアドベンチャー」にて本格的なアスレチックに挑戦しました。高さ8メートルのコースに最初は戸惑う様子もありましたが、仲間の声援を受け、最後までやり抜く姿に成長が感じられました。
その後のチームビルディングでは、男女別のグループで協力型アクティビティに取り組みました。楽しみながらも、どうすればチームで目標を達成できるか真剣に考え、話し合う姿が印象的でした。
午後は、比叡山・延暦寺にて坐禅体験を行いました。僧侶の方による説法では、坐禅の意味や「自分を見つめる時間」の大切さについて学びました。静かな空間での20分間の坐禅では、多くの生徒が背筋を正して集中し、貴重な時間を過ごしました。

最終日は「水茎焼陶芸の里」にて、ろくろを使った陶芸体験に臨みました。粘土をこねるところから始まり、お碗やコップ、皿などを成形していく過程に、生徒たちは夢中で取り組んでいました。講師の方に教わりながら、難しい工程にも挑戦し、完成が待ち遠しい作品がたくさん生まれました(焼き上がりは2か月後の予定です)。
午後は「琵琶湖博物館」を見学。琵琶湖の生態や歴史、古代の暮らしに関する展示を体験型で学びました。生徒たちは実際に生き物を観察したり、昔の衣装を試着したりしながら楽しく学習することができました。

 

 

 

3日間を通して、生徒たちは多様な体験を通じて、「挑戦する勇気」「協力する力」「自分と向き合う時間」を得ることができました。今回の研修での体験をもとに、2学期の梧桐祭、体育祭ではさらにクラスの結束を固めてもらえればと思います。